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医学部医学科には一度他の大学を卒業したり、社会人を経験してから再入学を果たした学生が一定の割合でいるのですが、
某帝大出身の人とよく話題になるのが、詰め込みすぎの医学教育です。
医学の進歩とともに学習内容が飛躍的に多くなっており、
一昔前に比べてテキストの厚さが3倍くらいになっているものもあるそうです。
そのくせ試験の準備はしっかりさせてもらえず、
一夜漬けでとにかく詰め込めるだけ詰め込み、試験終了とともに全てを流し去ります。
そうしないと次の試験の詰め込みができないのです。
実際のところ、この手順で勉強しないと試験に合格できず、結果として進級もさせてもらえないのですが、
医学部以外の大学教育を知らずに入ってきた人たちに対して、これが高等教育なのだと誤った認識を与えてしまっているんじゃないかなと思います。
困ったことに、私たちはレポート課題や調べ学習をほとんどしていません。
最近日本の科学技術やその競争力の低下が頻繁に叫ばれていますが、
今のままのやり方が続けば一層酷いことになっていくでしょうね。
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