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今年のセンター試験一日目でちょっと話題になっているのが、地理Bで出題されたムーミンの話。

北欧を舞台にしたアニメの中で、フィンランドの作品とフィンランド語の文を選ばせる内容だった。

私は受験で地理を選択しなかったので詳しいことは分からないけど、

見る人が見れば結構凝った仕組みになっているらしい。

まず、問題文でスウェーデンを舞台にした「ニルスの不思議な旅」(《騎鵝歷險記》)とスウェーデン語の文が提示されている。

次に、「ムーミン」(《嚕嚕米》)と「小さなバイミングピッケ」(《北海小英雄》)、

さらにフィンランド語とノルウェーのフレーズが掲載されている。ただしフレーズの方はどの言語なのか、ぱっと見は分からない。

これらの中からフィンランドに相当するアニメ作品と文を選択させる問題だ。

せっかくだから、問題文も載せておこう。

 

 

他の科目もみたい人は、こちらからどうぞ。受験者は非常に少数ですが、中国語の問題もありますよ!

http://kaisoku.kawai-juku.ac.jp/nyushi/center/18/

 

さて、地理の問題の解き方だけど、当然フィンランドのアニメや文が即答できる人なんて指で数えるほどだろう。

じゃあどうやって解答を導くのかというと、

まずスウェーデン語によく似ている文(Vad kostar det?) を探してみる。すると

A: Hva koster det?

B: Paljonko se maksaa?

だから、Aの方が明らかにスウェーデン語に近いことが分かる。

また、アニメ2作品のうち、チの方はヴァイキングをモチーフにしている。

私も詳しい事情は分からないけれど、地理受験生の間では、

ヴァイキングと密接に関係があるのはノルウェーであり、

スウェーデンとノルウェーが非常に似通った文化を持っていることは常識らしい。

となると、消去法でムーミンとチがフィンランド関連の答えとなる。

 

これを作問した人は相当すごいね!

笑ったのがフィンランド大使館の公式Twitterで、ムーミンが出題されたことに対しすぐに反応しており、

こんなコメントを寄せている。

 

https://twitter.com/FinEmbTokyo

なによりもアイコンが可愛いと思った。

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