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中国語の「不錯」は、日本人の中国語学習者がいつも使い方に居心地の悪さを感じてしまうフレーズです。

日本語の「錯」は、「錯誤」「錯綜」「失錯」など、非常にネガティブなニュアンスで用いられることが多く、

これに不がつけば「悪くない」(not bad)の意味のように感じられるのです。

ところがネイティブの中国語話者の多くがこの「不錯」をポジティブな意味(good)の意味で用いています。

いろいろ調べてみましたが、基本的にこの言葉の意味は状況に応じて変化すること、

目上の人が目下格の人に対して言うのはokだけど、その逆は不適切なことがあり得ること、

元々北京など中央の人が好んで使うフレーズで、南方の方の人はそれほど使用頻度が高くないこと、

といった事情が分かりました。

 

日本語と中国語の間には、微妙な意味合いの違いが時々あることを、

もっと注意していけないといけませんね。

 

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    harinezumin 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()